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【共働きと専業主婦】以外の選択肢はないのか?

新しい時代のコンセプト

ひと昔前なら、社会に出た女性が次に選択するステージは、”結婚か仕事か”でした。それよりもっと遡ると、”花嫁修業”と称して、仕事を経験することがないまま結婚しても、何の問題もありませんでした。
ところが現代では、結婚・出産しても職場復帰するのが普通。家電こそ進歩はしましたが、わずか50年やそこらで、種の進化が急激に進み、疲れ知らずの強靭な肉体とハイスペックな処理能力を人間は手に入れたのでしょうか?赤ちゃんがミルクを飲み干す時間が2倍速になったでしょうか。あるいは、一日が30時間にでもなったというのでしょうか。

そもそも、共働きだの専業主婦だの、こんな窮屈で限られた枠組みの中でしか私たちは生きることができないのでしょうか?

ビュッフェになぞらえたそれぞれの生き方

ドラマ『対岸の家事~これが、私の生きる道!~』は家事や育児に向き合う人々の葛藤と成長を描いたドラマです。2歳児を育てている主人公は、二つのことを同時にするのは向いていない、と専業主婦をしています。他のワーキングマザーから”絶滅危惧種”と揶揄されています。ところがそのワーキングマザーは、職場復帰して仕事と育児の両立に燃えるも、事あるごとに立ち行かなくなり、追い詰められてゆきます。そんな彼女に手を差し伸べたのが、専業主婦の主人公でした。お互いに理解し合おうとすれば、寄り添い、支え合うこともできるというのがこのドラマの終着点のようです。

ドラマの中でこんなシーンがありました。

ビュッフェってなんか人生に似てない?たくさんの選択肢が並んでて、どれを自分の皿にのせるか悩んで、あれもこれもって欲張るけど、全部はのせられない。本当に必要なものかどうか吟味しないとね。

誰かに、これも美味しいから食べろって自分のお皿に勝手にのせられたら嫌じゃないですか?

いいことを言ってるような気がしますよね。確かに自分の持ち時間やキャパには限界があるのですから、あれもこれもというわけにはいかず、選ばないといけなくなります。

でも、ここでちょっと”あれっ?”となってみてほしいんです。

”この中から選べ”って、そもそもその前提に対して疑問に思ったことはないですか?もちろん料理ではなく、社会のことですが。
この仕事の中から選べ、このパターンの中から選べ、この生き方の中から選べ。自由選択のように見えて全く自由ではない。この限られた枠組みはいったい何なのでしょうか。
しかもその選択肢の中には、苦しいものが当然のようにふてぶてしく横たわっています。
週5日勤務、8時間勤務、エトセトラエトセトラ…

これからの新しい時代の仕事

10年ほど前に読んだ記事にこんなものがありました。アメリカだったと思いますが、ある大学教授が、進路に迷っている学生にこう問いかけていました。「君は人生と仕事をどう考えるかね?”生きるために仕事をするのか”、”仕事をするために生きるのか”」
これを読んで、当時の私は思いました。仕事をするために生きているわけではない、生きるために仕事をしているだけだ、と。

でも、もう今の私は、そうは思っていません。恐ろしく古い時代の考え方だと嫌悪しています。

”生きるために仕事をする”は、本当はとても悲しい事です。この悪魔的な思考や枠組みの外に出るには、まずこの洗脳を解くことが先決です。そうしてやっと、いろいろな制限を取り払うことができるのだと思います。そして同時に、それを可能にするための新たな構造を取り入れて社会を作っていく。
”先に行くほど喜びが大きくなる世の中ってどんな世の中だろう”―これを優先させるのが当たり前なのだと思える私たちでありたいです。

”誰かが喜んでくれるからやりたい、と思うことをほんのちょっとの時間だけやる”。これがこれからの新しい時代の仕事です。社会が過不足なく最低限回るために、みんなが協力してほんのちょっとの時間だけ仕事をする。決してどこかの企業の利益のためではありません。命という時間をいやいや捧げることなどなくなるので、多くの企業は淘汰されていきます。何を残して、何をなくすかが自ずと明らかになってくるでしょう。これまでの社会のあり方を根底から考え直すという方向に目を向ける時期が、もうずっと前からきているのだと思います。

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