対岸の火事?五月病の対処法【薬を飲む前に】

その他

五月病を他人事だと思っている人は多いのではないでしょうか。
五月病は、「不眠」、「体調不良」、気分の落ち込みなどの「鬱っぽい状態」が、ゴールデンウィーク明け頃から表れるので、そう呼ばれるようになりました。
新年度は、学生や社会人にとって入学、クラス替え、入社、あるいは異動といった大きな環境の変化が起こる時期です。日常の小さな変化なら、それがいくつかあっても、私たちは何とかやり過ごしながら生活していますが、その爆弾級のものがいくつも同時にやって来たらどうでしょうか?

ちょっとした事の集中的な襲来

それでも自分は、入学だろうが入社だろうが、難なくこなしてきたから、自分とは程遠い世界で起こっていることだと思われている方もいらっしゃるかもしれません。でも、たまたま何かの弾みで他の要因と重なってしまったとき、しかも度重なってしまうとき、そしてそれが続いたとしたら。
人は、強くい続けられるものでしょうか。自分と誰かが同じ会社の支社に異動になったとして、任された仕事内容はもちろんのこと、隣の席にどんな人が座っているかによってさえも、受ける心の負担はそれぞれ違ってくるのです。自分と他人を同じ土俵で比較することはできません。

仕事に限らず家庭内の変化の影響も考えられます。いつもなら仕事と子育てを両立できていても、自分の仕事環境が大きく変化した上に、子供の新入学が重なったり、クラス替えで色々な用事が発生したり、子供の悩みや変化を心配したりしていると、知らず知らずのうちに心が疲弊して、耐性のメモリは、こんなはずではなかったというほど減っているのです。

引っ越しとの組み合わせは要注意

度重なる爆弾級の変化の中でも、これと一緒になるのが一番危険だと思います。それが引っ越しです。
職場の異動や入学の時期と引っ越しの組み合わせは、本当に注意してください。

家というのは安全地帯であり、外で何があったとしても家に帰ればある程度リセットできるものです。
それは、慣れ親しんだいつもと同じ場所だから、いつもの自分の心地いい状態にすんなり戻っていけるからであって、引っ越したばかりの真新しい家ではそうはいかないようです。家も外も自分のホームグラウンドでないなら、いったいどこで自分を回復させることができるのでしょう。さらに考えられるのは、引っ越しによる疲労が回復しないまま、更なる疲労を蓄積するという悪循環です。ここで言っているのは、肉体疲労だけでなく、脳疲労も含めてのことです。

できるだけ同時にするのはやめて、時期をずらしてみてはいかがでしょうか。遠方に行いかなければならないなら、せめて今、自分がどんな状況下にいるのかを知っておいてください。知っていれば心構えができます、対処ができます、やり過ぎを防ぐことができます。

アロマテラピー

うつ状態になれば病院に行けばいい、と安易に流れないでください。薬害も無視できません。
薬に頼らない方法にアロマテラピーがあります。アロマテラピーというとリラクゼーションの用途しかないと思われているかもしれませんが、それはイギリス式であって、フランス式は医療現場で、治療目的で使用されていて、保険の適用もあります(フランスで)。

精油は有機化合物の集合体で多くの薬効成分が含まれています。脳の大脳辺縁系には、全身の情報が集約されていると言われていますが、嗅覚を通して脳にダイレクトに働きかけ、内分泌系、神経系、免疫系へと作用します。痛み、炎症、疾患の他に、不安、心配、不眠、不登校など、実に様々な症状に対処することができるようです。ひとつの精油に100~200もの芳香成分があるので、全く期待していなかった成分が、効果を発揮するということもあるようです。注意事項を守ってお使いください。

グラウンディング

私たちの体には数百ものチャクラというエネルギーの出入り口があるそうですが、大きな変化があったとき、生きがいを見いだせないとき、生きることに対して漠然とした不安や孤独を感じたりするとき、ルートチャクラに歪みが生じて、エネルギーを十分に取り込めなくなるそうです。ルートチャクラの不調和が続くと、エネルギッシュに活動する意欲がなかなか出てこなくなります。こういう時は、森の木々が大地に深く根を張り巡らし、どっしりと立っているように、大地に深くつながるイメージで深呼吸してください。呼吸は自律神経を意図的にコントロールできる唯一の方法だと言われています。ついでに裸足でアーシングもしてしまいましょう。電磁波による影響は計り知れません。大地に裸足で触れて、流し取ってもらいましょう。30分もすれば、首や肩の痛みが取れて、まるで体重が一気に軽くなったかのように、体全体がスッキリします。

砂糖

私たちがストレスに晒されると、副腎皮質からコルチゾールというホルモンが分泌されます。非常事態時には分泌量が増え、うつ病を引き起こす可能性があります。ですが、砂糖の過剰摂取もコルチゾールの分泌を促してしまうので、ストレス耐性を整えておくためにも、日頃から砂糖の摂取を節制することが大事ですね。

まとめ

五月病は、どこかでぽっかりと口を開けているかもしれません。他人事だと思っている人ほど、警戒しないため、まんまとこの穴に陥りやすいでしょう。どうか過信しないでください。

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